【新入生・保護者のみなさまへ】入学者宣誓・歓迎の辞(5/7更新)
|貞静ニュース|
本来であれば本日、延期していた入学式を行い、みなさんを迎え入れる予定でした。
ですが、この度の休校延長で入学式も見送らせていただくこととなりました。
入学式の場で読み上げられる予定でおりました新入生による「入学者宣誓」、そして在校生からの「歓迎の辞」を、こちらに掲載いたします。
ぜひともご一読ください!
【入学者宣誓】新入生代表:中妻 大耀
暖かな春の日差しに包まれ、若草の萌え出ずる季節となりました。
本日、校長先生より心温まるメッセージをいただきまして、新入生一同心より御礼申し上げます。
私たち新入生は、学園の建学の精神である「至誠」「和敬」「慈愛」をしっかりと心に留め、何事にも全力で取り組み、学び多き学園生活となりますよう精進してまいります。
さて、現在、世界中で新型コロナウイルスが猛威を奮い、人々に不安と恐怖を与えています。
まもなく開催される予定だった東京オリンピック・パラリンピックも、一年後に延期となりました。
七年前、半世紀ぶりに東京オリンピック開催が決まり、日本中が歓喜しました。
当時小学四年生だった私も、エンブレムやマスコットキャラクターが発表されて気持ちが高ぶったことを覚えています。
また昨年、ラグビーワールドカップでは日本代表がベスト8まで進出しました。
それによって日本中のスポーツへの関心は益々高まり、私も東京オリンピック開催へ向けて期待に胸が膨らみました。
しかし、この度の世界の状況を踏まえ、歴史上初の延期が決定しました。そのニュースを聞いたときは大変残念な気持ちになりましたが、IOCのバッハ会長は一年後の東京オリンピックについて次のように話されていました。
「東京オリンピックは人類がいまだかつてない難局を乗り切ったお祝いの場になる。世界の団結の象徴にしよう」と。
このような困難な状況にあっても、互いが協力し、互いを思いやる心を忘れないことが大事だと思いました。
一年後には世界に誇れる東京オリンピックを目指して、「自分にできることは何か」ということを考えながら、この貞静学園での三年間を実りある学校生活にしたいと思います。
そして、東京オリンピック・パラリンピックを楽しみにしつつ、日本を訪れる外国人へ日本の「おもてなし」の心を伝えられるように、特に英語を重点的に勉強していきたいと思っています。
最後になりますが、本日、貞静学園中学校・高等学校の生徒として第一歩を踏み出す私たちは、輝く未来の実現のため精励していくことをここにお誓いし、宣誓とさせていただきます。
【歓迎の辞】在校生代表:山本 真由(生徒会長)
新しくスタートする中学校生活・高校生活を迎えられたみなさまに、生徒一同心よりお祝い申し上げます。
このような情勢の中、入学してこられた新入生の皆さんは、不安でいっぱいだと思います。
私たちとともに、柔軟に乗り越えてまいりましょう。
貞静学園では、学園の建学の精神・校訓として「至誠:すべてに誠心誠意を尽くす」「和敬:心穏やかに人を敬う」「慈愛:人をものを慈しみ愛する」を根本に、努力目標として、「明朗:あかるく」「愛和:なかよく」「喜働:喜んで働く」を掲げています。
私たちはこの建学の精神・校訓や努力目標のもと、日々の学習、部活動、学校行事に一生懸命取り組んでおります。
私は高校に入学し、生徒会の一員として活動をしてきました。
その活動を通して仲間を信頼する大切さを知りました。
体育祭や文化祭などの行事を運営するとき、普段の活動で培ったお互いの信頼によって、さまざまな困難も乗り越えてきました。
中学校・高校での三年間はあっという間に過ぎてしまいます。
この中学校・高校生活で自分の能力を伸ばしたり、今までの自分を変えたりするチャンスが多くあります。
たくさんのことに積極的に挑戦し、新しいことを発見する内容の濃い三年間を送って欲しいと思います。
そして、一生に一度しかない中学校・高校生活の中で出会う、大切な仲間と共に学園生活を楽しみ、切磋琢磨しながら輝いてください。
何か困ったことや分からないことがありましたら、いつでも私達がサポートします。
最後になりましたが新入生の皆様の今後のご活躍をお祈りして、歓迎の辞とさせていただきます。