07月12日 (木)

【校長ブログ】「故郷の川のにおいを感知する力」-母川回帰-

 あなたは、サケの「故郷の川のにおいを感知する力」ってどんな力かご存じでしたか。そしてその力は何に役立っているか想像できますか。
 
 本日のブログは食べて美味しい「サケ」、アウトドア派を楽しませてくれる「サケ」、不思議さいっぱいの「サケ」、サケの驚異を取り上げます。
 *淡水、海水、淡水と生活の場を変えていく一般的なサケの場合
 
 
 ・仔魚(しぎょ)…孵化(ふか)してからすべての鰭(ひれ)が完成するまで。
 ・稚魚(ちぎょ)…鰭が発達し自分で餌(えさ)を摂(と)るようになってからをいう。
 ・スモルト…海水への適応が完了した稚魚のこと
       (「銀毛(ぎんけ)」ともいう)
     ※スモルトに変態したサケが故郷の川を下り、海へと移動します。
      日本からベーリング海を経てアラスカ湾までを回遊。
      回遊距離は1万キロメートルにも及ぶといいます。
      3~5年を海で過ごし、体長でスモルトに変態したサケの10~15倍に、
      体重で1000~3000倍に成長するということです。
     ※北海道におけるサケの成熟年齢は2~9年魚、そのうち回帰魚の8割を
      占めるのが4~5年魚だといいます。
  
 ☆母川回帰…産卵のために故郷の川へ帰ってくることをいう。
     ※なぜ、故郷の川へ戻れるのか?については、諸説あるようです。
      ①故郷の川のにおいを感知できるから。
      ②サケにある体内時計によって。
      ③磁気コンパスを持っているから。
 
 ★一回繁殖…一生に一度の繁殖。
     ※生まれた川にもどるのに、川の流れに逆らい、急流を遡上したりえん堤を
      越えたりしてくる。その産卵場所では他の雄との闘いに勝たなければならない。
      繁殖までに多大なエネルギーを必要とします。繁殖を終えると間もなく死んでしまう。
 
 
 サケが「故郷の川のにおいを感知できる」というのは、稚魚の時期に身につける後天的学習?で、故郷の川へ遡上するときに発揮される力と言えそうですね。いわばそれがサケの「感知力」
 この「感知力」が無ければ一回繁殖が可能にならないのでしょうから、「感知力」は命を紡いでいくための「力」・「技」であると言えるかも知れませんね。
 この仕組みは不思議であり驚きです。
…みんなで登山

pagetop