2年生、考える。
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高校2年生では、3・4限目に”基礎保健医療”の授業がおこなわれました。
今回の内容は、ダウン症と診断された息子さんとそのご家族に関するものでした。
誕生したと同時に、『余命1年』と宣告されたご家族の6年間の苦悩や思い。
そして、最後にご家族が息子さんに対する『ありがとう』の言葉。
生徒達からはすすり泣く声も聞こえました。
看護医療を目指す者は、様々な事を考えなければなりません。
告知の件。
病気に対する知識。
そして最後の『ありがとう』の言葉の意味。
その息子さんは6年間の短い生涯でしたが、一日一日を大切に生きていました。
その思いはご家族の中に、今でも生き続けています。
先生がこのように言っていました。
「時計の秒針が時を刻んでいるけど、もうその時間は戻ってこない。僕が今話している言葉は、その瞬間から過去のものになっているんだ。そして、時が刻むごとに確実に”死”に近づいているんだ。」
後悔しない為にも、時間を大切にし、生活していかなければなりません。
近い将来、看護医療系に就く皆が必ず向き合わなければならない、”死”。
その覚悟と知識が必要です。
現在2年生では、三者面談を行っています。
今回の授業が進学先決定の良い刺激になることでしょう。