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貞静学園短期大学 貞静幼稚園

「命」について。

|幼児教育・保育系進学コースブログ||高校生ブログ|

今回の震災の、一連の報道の中で
被災した地域の保育士の方がインタビューを受けていたものがありました。
津波が押し寄せる中、
園児たちを屋根の上に乗せようと必死になっているすぐそばで
何人ものお年寄りが水の中に沈んでいったそうです。
まずは自分たちが預かる子どもの命を守ろうと
水の中から必死に乗せ上げ、自身も救助の人に引き上げられたそうですが
そのすぐそばで失われていく命を目の当たりにし
「生き地獄だ」
と震えながら話していました。
3年前に起きた中国四川の大地震では
幼稚園の先生が、背中にセメント板を受けて倒れながら
抱えた園児の命を守ったと報道されていました。
園児が無事に救い出された時、その先生はすでに息絶えていたそうです。
保育士、あるいは幼稚園教諭として子どもを預かるということは
その子の「命を預かる」
ということなんだと、改めて思い知らされました。
いざというとき、自分の身を挺してでもその命を守れるか。
それが「この道に進む」ということなんだ、と。
テレビで
子どもが津波に流されて未だ会うこともできず
「生きててくれ」
と声を絞り出す父親。
親とはぐれて
そこにあったはずの自分たちの家に向かい泣きながら
「おかあさん」
と叫び続ける女の子。
普段、あまり意識することのない「命」というものを
テレビなどから「これでもか」というぐらい突きつけられ、
心も、からだも、締めつけられるような苦しさを毎日、感じています。
私たちが今、できることは何か。
節電、募金…。
それを考え、自分のできることで今回のことと向き合ってほしいと思います。
当事者意識を持って。
そして
こうして生活ができている「今」を、もっともっと大切にして
一日一日を、もっと必死に生き
ひとつひとつのことに、全力で取り組んでほしいと思います。
被災により命を落とされた方々の、ご冥福をお祈り申し上げます。
また、今もなお続き拡大している被害が最小限にとどまり、
現在および今後行われる救出、復旧作業が、
速やかにかつ確実に行われることを
願ってやみません。