【中学校】中学校夏期研修
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7月25日から1泊2日で「中学校夏期研修」に行ってきました。
今年度の総合学習のテーマは「人権」です。
この学習の一環として栃木県を訪れ、田中正造の足跡や公害の歴史について学ぶ研修です。
まずは「佐野市郷土博物館」へ。
スタッフの方から、鉱毒事件や田中正造の功績について分かりやすく説明していただきました。
カツカレーの昼食をとった後、次の目的地は「足尾銅山」です。
トロッコに乗って銅山に入り、坑道を実際に歩いてみることで、銅を掘るという作業のイメージをもつことができました。
また、労働環境についても考えさせられました。
ある生徒は夜のミーティングで「田中正造の生き様はイケメンだと思った」という感想を発表していました。
多くの生徒が、その功績から何かを感じられたようです。
2日目最初の目的地は世界遺産でもある「日光東照宮」です。
スケールの大きな建造物の中に、「三猿」や「眠り猫」などの彫刻が多くあり、その一つひとつの意味をガイドさんから説明していただきました。
天候にも恵まれ、「陽明門」も光り輝いて見えました。
そして最後のプログラムは「日光木彫りの里」での日光彫体験です。
日光彫は、「ひっかき」と呼ばれる独特な刃物を使った木彫りの伝統工芸です。
今回の体験では、木製のお皿に三猿のイラストを彫りました。
使ったことのない道具に四苦八苦しながらも、生徒たちは黙々と真剣に作業に打ち込み、完成した時は満足そうな笑みがこぼれていました。
今回の研修では縦割りのグループでの活動が多く、特に最上級生の3年生が下級生をリードする姿がいろいろな場面で見られました。
2学期以降もこのグループで総合学習の活動を進めていきます。夏期研修で深まったチームワークが発揮されることに期待したいですね!