社会人講話がおこなわれました
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昨日、1・2年生を対象に社会人講話がおこなわれました。
板橋区にある北野保育園より3名の保育士の方がお話にきてくださいました。
自己紹介をしていただいた後、アイスブレイクで『いわしのひらき』の手遊びをしました。
その後の講話は、事前に行った生徒たちのアンケートにあった質問事項に答えていただくパネルディスカッション方式でおこなわれました。
印象に残っている質問のいくつかをご紹介します。
まずは『高校生のうちからやっておいたほうがいい教科』についてです。
答えは『国語』でしたが、その理由は『相手に自分の考えや気持ちを適切に伝えることができるようにするため。』というものでした。生徒たちは「なるほど」と納得している様子でした。
また、『人見知りでも保育士になれますか?』という質問には『人見知りは誰でも持っているもの。自分がそう思いこんでいるだけで、相手はそんなことを思っていないかもしれません。自分が変われば人見知りはなおります。』という内容のお話にもほっとした表情の生徒たちが見受けられました。
『ピアノが苦手です。得意になるには?』という質問には『練習あるのみ』というお答え。でも、先生方は高校を卒業してから始めたので、今のうちから”できる”と信じてひたすら練習すれば大丈夫と安心させてくれました。
休憩時間を挟んでワークショップをおこないました。1星を切る 2パイナップルサンクスカード 3連結フォルムを教えていただきました。
1星を切るは折り紙を5等分におり、斜めに切り取るというものでした。言葉で表すほど簡単なものではなく、みんな大苦戦でした。これにかなりの時間がかかってしまいました。
2パイナップルサンクスカードは画用紙を半分におり、1か所つながった状態の絵を描き、切り取りました。このカードに1の星を張り付けてカードに飾りを付けました。誰かにサンクスカードを贈ってくださいね。と先生方からお言葉をいただき、教室に戻った後も楽しそうに飾り付けしていました。
3連結フォルムは2の応用で新聞紙をいくつもにおり、端がつながった絵を描き切り取るといくつもの形が連なるというものでしたが、こちらは時間の関係上、紹介していただくだけになってしまいました。
最後に制作物は受けとってくれる人の気持ちになって作ることが大切であるというお話をいただきました。
2時間があっという間に終わり、生徒たちは実りある時間を過ごすことができました。
生徒の感想より(抜粋)
・保育士になるには子どもを想う気持ちが一番大切だと思った。人見知りをなおすのにも、汚物の処理なども子どもを想う気持ちがあれば「最悪」とは思わず、「大丈夫かな?」と心配をする。私も子どもが大好きだから子どもを一番に想える先生になりたい。
・子どもの前ではイヤなことがあったとしても絶対に表には出さないところがプロだなと思いました。そして努力をしていれば技術的なことは何とかなると知ったので少しずつ努力していこうと思いました。
・保護者の対応について、きちんと話を聞いて、思いを伝えるためにもやはり国語は必要なんだと改めて思いました。
・保育士になりたい理由について子どもが好きという以外にあまり特別な理由がなく、こんな考えだけで保育士になるのは難しいのではないかと思うことが多くありました。しかし、今日のお話を聴いて、その気持ちがあれば充分なんだということに気が付きました。
・今回の講話で部活を頑張ろうと思いました。直接関係のないものだけど、3年間やり通すことの大切さ、それにより培われる精神は高校生の今でなければ身につけられないと感じました。
・保育園ではいろいろなトラブルがありますが、子どもが好きで子どもと関わることが好きならばどんな困難があっても乗り越えて行けると思います。だから、自分の夢はあきらめないで何事も全力で取り組んでみようと思いました。
など、たくさんの素敵な感想が寄せられました。どの生徒の胸にも響くものがあったのだと嬉しく思います。
北野保育園の先生方、貴重な時間をありがとうございました。