【校長ブログ「入口はどこにでもある」】”生きる”
|学校長ブログ|
連休明け、授業が始まって、一か月となりました。
体調、生活のリズムはどうですか。
早寝早起き、交通安全、学習時間の確保・・・。
しっかりと食事を摂り、十分な睡眠が確保できることを願っています。
自分の脳に栄養を送り込むためにも。
皆さんならできます。
ふと、谷川俊太郎の詩を紹介したくなりました。
ぜひ声に出して読んでみることをお勧めします。
『生きる』 谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ