【校長ブログ】「夏越の祓」
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1年のちょうど半分が過ぎました。年の前半を終えて、心身の穢れ、災厄を祓うとともに、残り半年の無病息災を祈る神事を「夏越の祓(なごしのはらえ、または、はらい)」というそうです。
歳時記の情報を基に調べてみました。
夏越の祓では「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」と言って、境内に設置された直径が数メートルの輪をくぐる行事があります。この輪は茅(ちがや)の草を束ねたもので、これをくぐることで心身が清められると考えられています。
くぐるときに「水無月の 夏越の祓 する人は 千歳の命 延(の)ぶというなり」と唱えながら、まず左回り、次は右回り、そして左回りの順番で、8の字を描くようにして回る、などの決まりがあるそうです。
水無月(みなづき)は6月を指しますので、「6月にある『夏越の祓』の行事をする人は長生きするとか言われていますね。そう聞いていますよ。」と長寿を祈る言葉を唱えて、神様にお願いしたのですね。
(高校生の皆さん、この「なり」は伝聞・推定の「なり」と解釈したほうがいいと考えますが、いかがですか)
つつじが青々とした曇天の、ある神社にも、唐門の前に茅の輪が立てられ、参拝者が茅の輪くぐりをしてから社殿に歩を進めていました。
ただ、皆さん黙々とくぐっていて、ブツブツ唱えていたのは私だけだったような気がしました。
(神社の案内板に唱える言葉は書いてありませんでした)
生徒の皆さん、新学期が始まってから3か月が経過しました。長雨で体調を崩しやすい時期でもあります。健康に充分に留意して、7月6日(火)からの期末試験に万全で迎えられるよう願っています。