【校長ブログ】現役は最後まで伸びる
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第一学期中間試験、おつかれさまでした。
皆さんの中には、それなりに勉強しているんだけど、点数が思うように伸びない、むしろ下がり気味でどうしようと困っている人がいるかもしれません。
たしかに、誰にも伸び悩みの時期があります。
「あんなに時間かけてやったのに・・・。」「この領域がなかなか点数につながらない。」など、悩みは尽きません。
でも、ここはひたすらじっと辛抱です。不安や心配、焦りが心の中でザワザワしますが、辛抱、辛抱。そんな時だからこそ、基礎・基本に立ち返りながら、地道な努力の積み重ねを繰り返してみましょう。
そうして続けていくと、やがて、断片的な知識と知識が、ある時に、突然ですが、ガチン、ガチンとつながり、一本の太い柱となって理解度や到達度が加速する時期がやって来ます。森鷗外の『舞姫』にも、主人公、太田豊太郎がそういう経験をしている場面を読み取ることができます。
たしかに、それは即効性のあることではないかもしれません。
今日勉強したことがすぐに成果として出てくる場合もありますが、それはむしろ少ない事例でしょう。
でも、その時は必ず訪れます。
多くの人にとって、積み重ねの効果が発揮されるその時期は、おそらく高校3年生の秋です。そのころに自分でも驚くほど、ギュンと伸びていきます。これまでたくさんの生徒たちに、その姿を見せてもらいました。
「現役は最後まで伸びる。」
担任や教科を担当していたころの私の口癖です。
自分を信じて、じっくりと、焦らず、目の前のひとつのことから、コツコツと辛抱です。
高3の秋を信じて。
自分を信じて。
皆さんならできます。