【校長ブログ】試験のあとは?
|学校長ブログ|
もうすぐ第一学期中間試験が終了します。
試験返却の時、気になってしまうのは平均点や順位かもしれません。
いろいろな情報を基に、自分の点数にどうしても一喜一憂してしまいがちです。
しかし、ここでしっかりと考えておくこと、それは試験の目的とその振り返りです。
そもそも、なぜ試験があるのでしょうか。できれば試験なんてないほうがいい、たしかにそういう考え方もあります。
事実、定期試験のない学校もあります。でも、試験の代わりに単元ごとのまとめや振り返り、課題、理解度の確認作業があります。
試験を実施することで何がわかるのでしょうか。
各教科には、学習者にこんな内容を学んでほしいという目標や領域、範囲、評価が計画されています。それが年間学習指導(授業)計画、シラバスです。
授業を受けて、その内容がどれだけ理解できているか、その学習目標がどれぐらい達成できているか。
つまり、理解度や到達度について、教える側の先生だけでなく、生徒の皆さん自身が振り返り、自分で点検、評価することが試験によって可能であるし、それが大切です。
中1生、高1生の皆さんにとっては初めての定期試験、点数に一喜一憂で終わったり、やりっぱなしのままでなく、絶好の見直しのチャンスととらえて解き直しをしてみましょう。
自分の知識、技能がどれだけ定着しているか、学び直しの必要はどこにあるか。わからなくなっているところをどう克服するか。
皆さんには、試験を軌道修正のチャンスととらえて、前向きに取り組んで行ってくれることを期待しています。