【文芸部】文学散歩~夏目漱石「こころ」編~
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みなさんこんにちは。文芸部です。
今回の文学散歩のお題は「こころ」。
言わずと知れた夏目漱石の名作、高校2年生は2学期に授業で取り組んでいます。
作品の中に、聞き覚えのある地名がかなり出てきます。
実は、全国の高校生が学んでいる「こころ」の舞台のすぐそばで、私たち貞静学園の生徒たちは勉強しているんですね。
せっかくなので、今回はその地名をたずねて歩いてみよう!ということで、
日程的には厳しいものはありましたが、勢いで決行。
学校が終って16時過ぎ、お茶の水からスタートしました。
「私は猿楽町から神保町の通りへ出て、小川町のほうへ曲がりました。」
明治大学の近くの男坂。とても急な階段になっています。現在は神田猿楽町という地名になっています。
猿楽町から神保町に向かう道の途中、漱石の碑に遭遇!
漱石先生はこの碑が立つ錦華小学校を卒業したとのこと。
神保町は古書街。古い本屋さんがたくさん並んでいます。
入ってみたいような、敷居が高いような…。
そのまま小川町へ。この時点でぶらぶらしながらとはいえ、小一時間経過。
部員から思わず「どれだけ歩くんだよ!」
そして万世橋。現在は遺構が公開されていますので、せっかくだから見てまいりました。
漱石先生もこんな風景を眺めたんでしょうか。
私たちは、ここでギブアップ。お茶の水にもどって本日の散歩は終了となりました。結構いい距離ありましたよ。
ちなみに文章はこんな風に続きます。
「私はとうとう万世橋を渡って、明神の坂を上がって、本郷台へ来て、それからまた菊坂を下りて、しまいに小石川の谷へ下りたのです。」
まだ歩くの・・・?
どんな場面だったかは、本文を読んでください。
主人公の「こころ」のうちは、どんなものだったんでしょうね。