10月02日 (木)

赤い羽根共同募金から見えるもの

「おはようございまーす。」
「赤い羽根の共同募金に、ご協力お願いしまーす。」
「ご協力ありがとうございました。」
朝の通勤・通学時間に始まった共同募金活動。
通り過ぎる人々の様子は、気ぜわしく目もくれない人、ちらっと見て通り過ぎる人、ささーっと来て、募金をしてくれる人、生徒たちに話しかけながら募金をしてくれる人。
様々であった。
出足は、恥ずかしそうに声を出したり、ややうつむき加減に立っていたりと、居心地が悪そうに落着きない様子であった。しかし、少しづつ声も大きくなり、真剣に訴えかける姿には、頼もしささえ感じました。
立つ場所も様々で、人通りの多いところもあれば、通勤時間が過ぎればほとんど人が通らないところもありましたが、場所に左右されずに変わらぬ姿勢で必死に声を出して募金をお願いしておりました。改めて感動を覚えました。
この10月1日の風景は、違ったものも見えてきました。
かつてはこの時期の風景として、色々なな立場の人が寄り添って、社会福祉のためにと街の至る所で見かけたものでしたが、駅の構内に響き渡る声は、本校の生徒の声だけでした。
違う場所や街々で活動はなされているとは思いますが、スタイルや方法は変わってきているのですね。
そして、多くの方は、にこやかに笑いかけて、「頑張ってね。」と励ましてくれましたが、
しばらくすると、「うるさいから向こうでやってくれ。」と、子供たちをうっとしがる店の方。或いは、「このお金は本当に福祉に使われているのか君たち分かっているの。」と嫌味な質問を返してくる人など、生徒たちを目の敵にするような心無い言葉や態度には、一人の大人としてとても残念でした。
この活動は、本学園の建学の精神に沿った意義深い活動であり、昭和の時代から伝統的に実践されてきたものです。この活動を通して培われる教育的効果は計り知れません。人のために頑張るということが色あせてきている昨今を考えると、なおさら簡単に中止とする活動ではないと考えています。
変わらぬ生徒の募金活動への取り組む姿に、無くしてはならないものがまた一つ見えてきました。

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