学校長ブログ

09月02日 (火)

二学期始業式 式辞

おはようございます。
42日間の長い夏休みも,終わってみれば「あっ」という間でしたね。幸いにも全校生徒,誰一人大きな事故怪我にも合わず無事に過ごしてくれたことを大変嬉しく思います。みなさんの顔を見ると真っ黒に日焼けしている人が多く,一段と逞しくなってきたなーと感じます。
 今年の夏休みは,様々な社会問題が発生しました。特に同級生による殺人事件や家出した少女が殺害される等の常軌を逸した事件の報道がメディアを通して届き、私自身大きなショックを受けました。また、この8月の豪雨による大雨洪水等が各地で発生し、特に広島県など西日本では大きな被害を受け、多くの尊い命が失われました。水の事故や山での遭難も相次ぎました。
改めて、皆さんと共に亡くなられた方へのご冥福を祈り哀悼の意を表したいと思います。
一方、甲子園をはじめ日本各地で例年に負けない高校生や中学生の皆さんの溌剌としたプレーが繰り広げられ、多くの人たちに感動と勇気をいただきました。「日本の未来を担う若者達がここにいる。」という嬉しさがこみ上げてきました。結果は時の運もあり予想を超えるものや,実力通りの結果となり悲喜こもごもでありますが、出来るなら全ての選手やチームに優勝の栄誉を与えてあげたいと思います。特に軟式野球は延長に次ぐ延長で50回を戦うという壮絶な試合でした。
 来年度は、ここにいる本校の生徒の中から関東大会或いは全国大会に出場する選手やチームが出現することを期待しております。それには、日頃からの練習や個々の努力が大切です。高い目標や意識をもって望むことから道は開かれます。諦めず頑張ってください。君たちはまだまだ伸びざかりです。6年先の東京オリンピック選手の候補の一人としての可能性を持っているわけです。また、スポーツだけではありません。文化面でも大いに期待しております。精進して下さい。
 さて,長い2学期が始まります。そして,沢山の行事も控えております。近いところでは,9月20日のひなづる祭があります。生徒会や3年生のみなさんを中心に一学期から準備など一生懸命取り組んでいる姿を見かけました。その成果を楽しみにしています。ひなづる祭を成功させるためには,生徒会,実行委員会などのみなさんが一致団結して,生徒のみなさんの先頭に立ち元気に取り組むことが大事です。又,生徒一人一人がそれに協力し,真剣に活動に参加することだと思います。昨年の反省を生かして,それぞれの置かれている状況には違いがあるが、互いの立場を尊重して自分のできることを精一杯取り組む姿を見せてください。自分を育てる力は,特別なことでなく,毎日の積み重ねを疎かにしない,たゆまぬ歩みに他ありません。当たり前のことを当たり前に出来ることが偉大なことだと思います。
  この2学期は,高校3年生或いは中学3年生にとって将来への足がかりとなる大変大事な時期となります。早い人では受験がまじかに迫っていますが、しかし,中にはまだまだ先と甘い考えに浸り,誘惑に負けたり或いは目的が希薄でぼけーっと過ごす人が若干いると聞いております。それは受験への不安から勉強が手につかず,楽な方に逃げてしまう事やクラブから解放され,何時までも遊び気分から抜けきれずだらけた生活に明け暮れる事からきているかもしれません。確かに人は、弱い面を誰もが持ち合わせていますが,それに何時までも甘えていることは何の成長をもたらしません。自分を甘やかす言い訳は沢山あります。「後悔先に立たず」です。あの時勉強しておけば,あの一言で目が覚めていたらと悔やむことのなきよう,自分で出来ることから確実に取り組むことが大事です。目先の不安や誘惑に惑わされず自分の目標をしっかり持ち,1日も早く頑張りモードに切り替えて下さい。
最後に,1学期にも申し上げましたが,2学期も同じように,建学の精神である「社会や人の役に立つ人間」としての成長をお願いすると共に基本的生活習慣の定着もお願いします。夏休み中に乱れた生活習慣で過ごした人もいたかと思います。一日も早く学校生活のリズムを取り戻して,夏休み気分から抜け出して,何となく,だらだらと,適当に,自分勝手に等の気持ちで生活することの無いように自分自身を高めていきましょう。そして,目的や目標を定めて計画的に精一杯の取り組みを実践し,安全で楽しい学校生活を更に作り上げていきましょう。

07月26日 (土)

一学期終業式 式辞

4月7日からスタートして約四ヶ月が過ぎました。この四ヶ月を振り返ると様々なことがありましたが,大きな事故や怪我もなく559名の生徒の皆さんが無事終業式を迎えられたことは何よりと考えます。特に欠席者ゼロを達成した1年7組の実践は素晴らしいと思います。2学期はさらに多くのクラスが達成できることを期待します。
 さて,四月のはじめに建学の精神の話と次の二つのことを話しました。「一つ目は,集団生活を通して皆さん一人一人の「生きる力」を育てて欲しいということ」「二つ目は,正しい生活習慣を身に付けて欲しいということ」をお願いいたしました。さて、1学期を振り返り、如何でしたでしょうか。至誠・和敬・慈愛の三つの徳は身についてきておりますか。心というものはいつも一定ではなく大きくぶれることが間々ありますので、何時も安定した心持を保ち続けることは確かに難しいことではありますが、努力を積み重ねて行くことで近づいていきます。「千里の道も一歩からです」コツコツと粘り強く継続して、身に着けていきましょう。
 さて、お隣の中国には,「魚を与えるよりも,釣り針を与える方が良い。釣り針を与えるよりも,その釣り針の作り方を教える方が良い。」という諺があります。
 この諺の示すものは,ただ魚を貰っただけでは,その日だけお腹がふくらんだ満足だけで,次の日やそのまた次の日もお腹は減ります。こんな状況では常に誰かに頼り,明日に対する希望がもてません。でも,魚の釣り方を学べば,その不安はなくなりしっかりと自分で生きていけます。この事を勉強に置き換えてみれば,答えだけを聞いて,答えだけ知っていても理解したことになりません。ましてや自分の力にもなりません。その時だけ役に立ち、その場しのぎになっても次にはつながりません。自分で生きていくことが出来ません。しかし、この諺を実践していくことで、答えは見えないが,答えを出す方法や考え方が見付けられます。努力する力が身に付き、努力することの大切さが分かります。他律的ではなく自律したひとりの人間として主体的に考え・判断し・行動できることで、自分で立派に生きていく事が出来ます。 
 この夏休みの期間中、様々なことに挑戦する機会があると思いますが、この諺を思い出し、安易な道を選ばず、自分自身の成長につながる努力や取り組みを進めてください。また、本校で推進していますボランティア活動にも積極的に取り組んでいただきたいと思っております。
 本格的なボランティアでなくても,お家の人のため,或いは地域のために何かお手伝いを42日間きっちりと取り組んでみて下さい。水まき,犬の散歩,買い物,子守,布団あげ,玄関掃除などどんな些細な事でも良いです。人の役に立つ経験をしてみて下さい。毎日続けるのは大変でも人に感謝されるって事は凄く気持ちの良いことです。今の時代,自分のことしか考えない人が多く,たくさんの人と繋がりがもてなく,孤独な人が多いとも聞いています。このチャンスに家族や地域の人との繋がりを再確認して下さい。
更に,この42日間に何をするのか,目標と計画をしっかり立てることをお願いします。何となく過ごすのと,これをマスターするとか,何かに挑戦するとか,計画的に過ごすとでは,随分と違いが出てきます。1日1?走れば,約フルマラソン42?を走ったことになります。1日10個の単語を覚えれば420の単語をマスターできます。中学校で考えると、3年間で習う英単語の約3分の1に当たります。1日24時間のうち3時間勉強すれば126時間にもなります。この時間は,1学期間の2教科分或いは3教科分の時間になり,その復習が出来てしまいます。もっと欲を出せばもっともっとすごいことができます。特に高校3年生は、人生を左右する受験を控えている訳ですから、よりしっかりと計画を立てて着実な歩みを進めてください。
 最後に,温暖化の影響なのか暑い夏が予測されます。特に、熱中症による事故が増えておりますので、水分補給など細目に取るなに気を配り,健康で過ごして下さい。また、毎年繰り返される水の事故,身近なところで起きる交通事故等にも十分気を付けて安全な夏休みをお送りください。
 9月1日に明るく元気な笑顔の皆さんと会えることを楽しみにしております。

  平成11年度,中央教育審議会は「初等中等教育と高等教育との接続の改善について」(答申)の第6章学校教育と職業生活との接続の中で次のように述べている。「学校と社会及び学校間の円滑な接続を図るためのキャリア教育(望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技能を身に着けさせるとともに、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てる教育)を小学校段階から発達段階に応じて実施する必要がある。キャリア教育の実施に当たっては家庭・地域と連携し、体験的な学習を重視するとともに、各学校毎に目標を設定し、教育課程に位置付けて計画的に行う必要がある。」と。この時に初めて「キャリア教育」という言葉が登場した。これを皮切りに、平成15年度6月には一府三省合同による「若者自立・挑戦プラン」が発表され、以後様々な教育活動の場面で「キャリア教育」の重要性が叫ばれ、高等教育のみならず初等中等教育現場にも新たな流れとして浸透してきている。この事は、フリーター・ニートと呼ばれる若者の増加傾向への危機感から、国としての将来への打開策の一環として示した施策である。
  本校としては、このような成立の趣旨及び現在までの経過を踏まえ、積極的にキャリア教育の実践を推進しています。従来の進路指導として位置付けるような狭義の解釈ではなく、学校教育の中心に据えて確かな実践を展開しています。進学実績を高めることも大切ではあるが、生徒一人一人の生きる力としてのキャリア教育、今だけではなく、しっかりと将来を見据え、明確な目標・目的意識を育成したいと考え、日々の教育活動全般において実践を積み重ねています。
  思春期の難しい時期を生きている生徒たちは、時々に「何のために学ぶのか」と、悩み苦しむことがあります。答えを見つけるために自問自答を繰り返し、時には友人や先生方との繋がりで乗り越える努力を重ね、自分の未来に向かって歩みを進めています。今までの指導では、自分の目的地に進む汽車(決められたレール)に乗ることでよかったが、年功序列賃金や終身雇用制が崩壊し、先が見えない時代を迎え、これからは自分で安全に正確な運転をして目的地にたどり着く力が要求されます。何が正しいのか、何が必要なのか、どこへ向かえばいいのかなどその時々に自分で考え、判断し、行動することが大事になってきます。
  本校では、特にキャリア教育の基礎的・汎用能力の4つの視点を抑えた教育活動を推進しておりますが、特に現代の子供たちの課題(社会からの要請)である、コミュニケーション能力や課題対応能力を重点項目として各教育活動の指導ポイントに掲げて進めております。変化の激しい時代を生き抜くためにも、自分自身で切り開いていく力、将来に役立つ基礎的な力を身につけさせて送り出してあげたいと考えております。本校の教育理念であるところの、「社会に役立つ人づくり」を着実に進めていきます。

05月22日 (木)

JOINT&CHALLENGE !

平成26年度がスタートして早2か月が過ぎようとしております。この間、中学校・高等学校においては、様々な活動が実施され、一つ一つの取り組みの確かな手ごたえを感じつつ、より堅実で確実な成果につながるよう全教職員で同じ目線、同じ価値観を共有し、日々の教育実践を展開しております。
さて、東日本大震災(以下、震災)から3年が経過し、忘れてはいけないと思いつつも、日々の多忙感に押し流され、あの時感じたことが遠い過去に思えます。そして、未曽有の経験から学んだことはとても多かったはずなのに、気が付けばもとの自分の生活が戻ってきただけで満足している状況にあります。
震災前まで、科学の進歩に慢心していた人間がいました。人との繋がりが希薄でも生きていけると誤解していた人間がいました。自然とともに生きてること忘れていた人間がいました。自分が一番で何の感謝の心も感じない自己中心的な人間であふれていました。一度、震災を経験したとき全てが否定され、ちっぽけで頼りない人間がそこには居ました。国民のだれもがこのままでいいのかと悩み考え出した答えが、絆の大切さであり繋がりであり、新しい社会を再構築する知恵とくじけない強い心だったと記憶しております。
そこで、本学園としては、建学の精神の下に中期的な視野に立った「NEXT5」を展望して、スローガンとして、「JOINT&CHALLENGE」、貞静で始める未来への挑戦を掲げました。あの震災時に感じたことを想起し、改めて「JOINT」・・・社会との繋がり、家庭との繋がり、人との繋がり、そして知識との繋がりの大切さを身に着けさせたいと感じ、教室から未来に繋がる教育の推進を強く展開していくとともに、「CHALLENGE」・・・新たな物事へのあくなき挑戦のできる人材の育成を進めていくことを併せ、お子様の教育に責任をもって取り組んでまいります。本学園がこれからのお子様の人生の道先案内人となれるよう頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。
 

04月15日 (火)

校長就任あいさつ

校長先生.jpg貞静学園は、この5月で創立84年を迎えます 。建学の精神として「至誠・和敬・慈愛」の三徳の修業に努めるとともに、変わらぬ教育理念として、礼儀を重んじ協調融和の人格を磨き、社会に役立つ人材の育成を目指しております。また、創立者が屈託することなく常に明るく、他を等しく愛し、和み、他を幸せにするためには、労を厭わず喜んで働かれた生前の遺徳を追慕して、「明朗・愛和・喜働」の三項目を努力目標として、日々の教育実践を重ねております。この歴史と伝統に満ちた本学園に、4月1日より校長に就任いたしました、新橋 成夫と申します。この重責を担うにはいささか力不足と自分自身感じておりますが、本学園の更なる発展を期して職務に精励し、今できるベストを尽くしていきたいと考えております。今後ともよろしくお願い申し上げます。
  さて、中学校・高等学校では共学3年目が終わり、共学一期生として3月には卒業生を送り出すことができました。着実に一歩ずつ歩みを進めております。平成26年度も7日の始業式を皮切りに、8日の入学式では新入生212名を迎え、順調にスタートしました。今年一年、心の教育とキャリア教育を柱に全教職員が力を合わせ、一人一人の子供たちの夢の実現をめざし、明るい笑顔と元気が溢れ、安全で安心な学園生活を作り上げたいと考えております。保護者の皆様をはじめ地域並びに関係各位の皆様方のご支援をお願い申し上げます。

pagetop